1993年09月20日

【STAGE KID’S 銀色のくじら】旗揚げ公演『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』

【STAGE KID'S 銀色のくじら】旗揚げ公演『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』のポスター

【公演】
『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』
【脚本】
成井豊
【演出】
西城貴史
【会場】
福岡市女性センター アミカス
【日程】
1993年(平成5年) 8月21日(土)・22日(日)

あらすじ

「また会おうね。また来年の夏に」

年に一度の家族旅行の道中で事故に遭い、自分以外の家族全員を失った大学生「ほしみ」。
そのまま病院に運ばれたほしみだったが、その目には、亡くなったはずの家族の姿が見えていた。

そして、病室に忍び込んできた叔父の「鉄平」。
なぜか警察に追われているらしい。
鉄平は、自首する前に、どうしても妻の「あやめ」に逢いたいという。
スリリングな展開が交錯し、ようやく、あやめが病室に来た時、そこで目にしたものは・・・。

バラバラだった家族が、死んでしまってから一つになる。
これは、ほしみが家族で過ごす、最後の夏の物語。
切なく胸に沁みる、夏の夜のゴースト・ファンタジー。

くじら日記

記録的な冷夏だった夏。

たった4人で旗揚げした【STAGE KID’S 銀色のくじら】が
初めて演劇界という大海原に出た記念の公演である。

当時はまだ、九州方面に進出していない
東京の大人気劇団【演劇集団キャラメルボックス】の作品を使用。

稽古が進むにつれ、スタッフも熱を帯びてくる。
当初は予定していなかった数の照明が吊られ、
舞台装置も、クライマックスシーンの為だけに使用する「階段」も出来上がる。
足りない明かりや機材が、他の小屋からの協力により、どんどん集まってきた。

更に、メンバーよりも、周囲の驚き。
「最初から、そんなに観客が来るはずないのに。。。」
と心配もされていたが、ふたを開ければ、前代未聞(当時)の旗揚げ動員数。

絶大な脚本力や、福岡演劇界で活躍中の役者陣やスタッフの力も借りて、
創り上げられたその舞台は、満席御礼となり、大盛況のまま幕を閉じた。

その後、福岡演劇界は、小劇団乱立時代へ突入してゆく。

【STAGE KID’S 銀色のくじら】は
「心に響く芝居」をモットーとした福岡の劇団です。

大・小の公演を織り交ぜながら、色んなジャンルの芝居に挑戦しています🐳✨

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